トイレリフォーム
目次
寒さがだんだん厳しくなるこれからの季節に
向けて、用意しておきたい設備が
トイレヒーターです。
冬場の水回りは冷えやすく、高齢者は
その寒さによってヒートショックを起こす
可能性もあります。
特にトイレは長居する機会も多いため、
暖かくしておきたい空間です。
ここでは冬の寒さからトイレを守る
トイレヒーターの選び方をご紹介します。
まずは、トイレヒーターには
どんな種類があるのか見ていきましょう。
特殊な加工を施したセラミックを
電気を使って発熱させ、作り出した温風で
トイレを暖かくするヒーター。
暖房能力はそれほど強くありませんが、
トイレなどの狭い空間であれば
十分に暖められます。
メリットは排気ガスが出ないため
空気を汚さずに暖められること。
締め切ったトイレ空間でも安心して
使うことができ、燃料補充が要らない点も
メリットだと言えます。
薄いパネルヒーターは省スペースなのが
メリット。排気ガスが出ることもなく、
遠赤外線による輻射熱で
トイレをゆっくりと暖めてくれます。
また、安全性が高いのも魅力です。
表面がパネルでカバーされているため、
万が一倒れてしまっても火事になることは
ありません。
小さな子供がいる家庭やペットがいる
家庭でも安全して使えます。
壁に直接取り付けて使うのが壁掛けヒーター。
取り付けが必要ですが、大掛かりな作業は
必要なく、ネジで固定するだけです。
壁掛けなら設置スペースも不要で
倒してしまう心配もありません。
幼い子供がいてどうしても心配なら
設置する高さを子供の手の届かない位置に
することも可能です。
また、種類によっては温風に加え、
冷風機能を備えている機器もあり
一年中使える点も魅力です。
では次に家庭に合うヒーターを選ぶための
ポイントを確認していきましょう。
トイレは基本的にコンパクトですが、
0.4坪・0.5坪・0.75坪と3種類の
広さがあると言われています。
そのため、まずはトイレの広さを確認し、
邪魔にならない大きさのヒーターを
選ぶことが重要となります。
0.4坪のトイレやさらに狭いトイレの場合は
大きなものは邪魔になる可能性があるため、
出来るだけコンパクトな大きさの
ヒーターを選びましょう。
逆に0.75坪のトイレやさらに広いトイレに
小さなヒーターを設置してもパワー不足で、
全体が暖まらない場合も考えられるため、
大きくてもパワーのあるヒーターを
選ぶことが重要となります。
トイレヒーターを取り入れるなら、トイレ内の
設置位置を考えておくことも大切です。
トイレが狭く、便器の近くに設けるしか
ない場合は、火傷をしないよう省スペースで
かつ安全性に優れたものを選ばなければなりません。
トイレのコーナーに設ける場合は、
コーナーに置きやすい形状のものや
温風をトイレ全体に広げるために
首振り機能のついたものがおすすめです。
最新型のトイレヒーターには便利な機能が
付いているものも多く登場しています。
そこでここでは、ヒーターの
おすすめ機能をご紹介していきましょう。
他の暖房機器に比べるとトイレヒーターは
稼働時間は短く、つける回数は多いため
その分電気代がかかってしまいます。
電気代を抑えるためには、消費電力が
少ないものや立ち上がりが早いものなど
省エネ機能に優れたものを選ぶのがおすすめです。
子供やペットがいる家庭で重視すべきなのが
安全性です。
トイレヒーターの安全機能には、
ヒーターが転倒した際運転を停止する
転倒時OFF機能やチャイルドロック機能、
過熱保護機能や消し忘れ防止機能など
様々なものがあります。
人感センサーはトイレへの出入りを
センサーが感知して、スイッチのオン
オフを自動で行う機能です。
これなら使用する度、スイッチをオンに
する必要がなく、スムーズに暖め始める
ことができます。
消し忘れの防止にも役立つことから
安全機能の一種とも言えるでしょう。
温度調節機能があれば、室温に対して
サーモスタットが働き、自動でちょうど
良い温度を保ってくれます。
そのため、暑すぎたり寒すぎるといった
ストレスを解消することが可能です。
1日に何回も使うトイレは
寒い時期になると冷えやすく、
ストレスとなりやすい場所のひとつです。
しかし、トイレヒーターを導入することで
そのストレスも解消され、
ヒートショックの防止にも役立ちます。
トイレの広さや使い方に合った
トイレヒーターを選んで寒い時期のトイレを
快適に使える空間にしましょう。
