お風呂リフォーム
目次
寒い冬が終わり、暖かい季節になると
入浴をシャワーだけで済ませるという人も
多いのではないでしょうか。
入浴で大きな役割を持つシャワーは
使い方に合わせて選ぶことが大切です。
海外の住宅で多く見られる固定式シャワーと
日本の住宅に多い可動式シャワー、
それぞれの特徴と種類についてお話します。
まずは海外で使われていることの多い
固定式の特徴を見ていきましょう。
固定式シャワーは一般的に
壁の高い位置に固定されたシャワーで
浴室に椅子を置かず、立ったまま
シャワーを浴びる人の多い海外では
多く使われています。
固定式シャワーはヘッドが大きく、
浴室をおしゃれに見せることができます。
また手を使わず全身にお湯を浴びることが
できるため体を早く温められ、
流し忘れを防止することが可能です。
その一方で高い位置に設置されるため
メンテナンスがしづらく、本体価格が高価
なのがデメリットです。
次に日本の多くの住宅で採用されている
可動式の特徴を見ていきましょう。
ハンドシャワーとも呼ばれる可動式
シャワーは手に持って自由に動かす
ことのできるシャワーです。
多くの家庭で採用されていることから
デザイン性も豊富となっており、
故障してしまった場合でも業者に依頼すれば
問題なく修理を行ってくれます。
可動式シャワーはホースの届く範囲であれば
どこでもお湯をかけることができるので
浴室の中を掃除する時にも役立ちます。
しかし、ホースがあることで接続部の故障や
ホースからの水漏れなどトラブルの原因が
増えてしまうのがデメリットと言えます。
手を使わずにお湯を浴びることのできる
固定式シャワーには
大きく分けて2つ種類があります。
ヘッドが大きく多くの湯量で体を流して
くれるオーバーヘッドシャワーは
湯量が多い分、体も浴室も早く温める
ことができます。
商品によっては空気をたくさん含み、
放出するタイプもあるため
節水効果を得られるとされています。
高い位置からたっぷりのお湯を浴びることで
マッサージのようなリラックス効果がある
とも言われていますが
身長が高くシャワーからの距離が短い場合は
その効果をあまり感じることが
できないかもしれません。
同じ固定式シャワーでも
オーバーヘッドシャワーとはまるで正反対の
効果を持つのがレインシャワーです。
はその名の通り、雨のような
しとしととした柔らかな水圧が魅力。
温かいお湯が優しく肌に触れることで
ストレスを解消でき、リラックスさせる
効果があります。
レインシャワーは水圧が弱いため、
体の汚れを落とすのには向いていません。
そのため可動式シャワーと合わせて
設置されることが多くなっています。
可動式シャワーはヘッド部分とホース部分で
分けることができ、それぞれの部分に
様々な種類や素材のものがあります。
お湯が放出されるヘッド部分は
色やデザイン、水圧や機能性まで
バリエーション豊かな商品が登場しています。
互換性のあるものであれば、
ヘッド部分だけを交換することも可能です。
例えば最近CMでも目にする
細かな気泡を発生させることで
毛穴までしっかり洗浄してくれる
洗浄力に優れたシャワーヘッドや
水圧を手元で変更することができ、
様々な使い方ができるシャワーヘッド
などが販売されており、
好みで使い分けることができます。
水栓とシャワーヘッドを繋ぐホース部分も
細さや長さ、素材などを
様々な種類から選ぶことができます。
一般的にホースの細さは細いものと
太いものの2種類、長さは1.6mか
1.8mが標準で、長いものだと2mタイプ
があります。
素材は塩化ビニルとステンレスがあり、
カラーも選ぶことが可能です。
塩化ビニル製シャワーホースの方が
軽くて扱いやすく本体価格も安いですが、
ステンレス製のシャワーホースの方が
折れることもなく黒カビが付きにくい
という違いがあります。
気温が暖かくなり、湯船に浸からなくとも
ストレスなく入浴できるこの季節。
シャワーだけで入浴を済ませるケースも
多いでしょう。
そのため近年ではシャワーの役割が
非常に大きなものとなっています。
シャワーをより便利に活用するためにも
シャワータイプや機能、素材など
使い方に合わせて選びましょう。
固定式シャワーと可動式シャワーを
組み合わせて設置すれば
シーンに合わせて使用するシャワーを
選ぶことができるのでおすすめです。